こんにちは。シーナと申します。
糖質制限中でも果物が食べたいシリーズです。
8月から10月は梨(主に幸水、豊水、二十世紀)の旬ですね。
特に8月~9月がピークでしょうか。
新高梨のように11月まで旬が続く梨もあります。
さて、ありがたいことに実家から荷物が送られてきまして、なぜか梨も1個だけ入っていました(クール便ではありません)。
実家にいた頃はよく食べていたのですが、大学生になり一人暮らしを始めてからはほとんど食べていませんでした。
久しぶりに梨を食べましたが、シャクシャクしていて、瑞々しくって、おいしいですね。
特に最初の一口は最高です。
たまに酸っぱいものもありますが。
ということで、今回はせっかくの機会ですから、梨1個当りのカロリーや糖質量、栄養成分を調べてみました。
それと(心配だったため)常温保存についても。
なお、この記事で紹介している梨は和梨です(他には洋ナシ、中国梨があります)。
あなたの参考になれば幸いです。
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梨1個の重さは!
大きな梨だと1個当り、約400gあります。
ずっしりしています。
最初に見た時に、でかい!
と思ったのですが、やはり大きい方の梨だったようです。
標準的な大きさの梨は、1個当り、250gから300gぐらいです。
梨1/4個の重さは!
皮と中心の芯の部分を除くと、1/4個当り、約90gでした。
ざっくり、丸々1個の内、約50gぐらいが食べられない部分となりますね。
標準的な大きさの梨だと、1/4個当り、約50g~65gぐらいが可食部になります。
梨1個のカロリーは!
文部科学省が公開している「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると。
梨の可食部100g当り、カロリーは43kcalです。
(ちなみにりんごの場合は、可食部100g当り、カロリーは61kcalです。)
大きな梨(可食部360g)だと1個当り、カロリーは約155kcalです。
1/4個(可食部90g)ならカロリーは約38.7kcalです。
標準的な大きさの梨(可食部200g~260g)だと1個当り、カロリーは約86kcal~112kcalです。
1/4個(可食部50g~65g)ならカロリーは約17kcal~22kcalです。
低カロリーと言えますね。
ただし、缶詰に入った梨の場合は、可食部100g当り、カロリーは78kcalになります。
2倍近くまで跳ね上がります。
基本的に缶詰はシロップ漬けですからね。
ご注意ください。
梨1個の糖質は!
文部科学省が公開している「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」によると。
梨の可食部100g当り、炭水化物は11.3g、食物繊維は0.9gです。
糖質は炭水化物 ー食物繊維ですから、糖質は10.4gです。
(ちなみにりんごの場合は、可食部100g当り、糖質は14.3gです。)
大きな梨(可食部360g)だと1個当り、糖質は約37.4gですね。
1/4個(可食部90g)なら糖質は約9.4gです。
標準的な大きさの梨(可食部200g~260g)だと1個当り、糖質は約20.8g~27.0gです。
1/4個(可食部50g~65g)なら糖質は約5.2g~6.8gです。
なお、梨の糖質中に含まれる果糖の割合は、約33%です。
果糖は他の糖(ブドウ糖など)に比べて血糖値の上昇が穏やかなのです。
以下の記事で詳しく紹介しています。
ちなみに缶詰に入った梨の場合は、可食部100g当り、糖質は18.4gになります。
やっぱり、2倍近くまで跳ね上がります。
基本的に缶詰はシロップ漬けですから。
糖質制限中にたまの息抜きに食べるにしても缶詰の果物は絶対に避けた方がよいですね。
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梨に栄養はない?
水分が88%を占める梨ですが、栄養は豊富にあるのでしょうか。
梨は果物の中で、ソルビトールという果糖の一種を一番多く含んでいます。
ソルビトールは(果糖ですから)血糖値にあまり影響及ぼさず、整腸作用があります(お通じがよくなる)。
後は、ぶっちゃけた話、特にこれと言って栄養が豊富という訳ではありません。
よく言われるものに、アスパラギン酸とカリウムがあります。
アスパラギン酸は、アスパラガスから発見されたアミノ酸の一種でミネラル(エネルギーの代謝を高めてくれる)を体内で効率よく循環させる作用があります。
また疲労の原因となる乳酸を分解する作用もあり、疲労回復を期待できることから栄養ドリンクにも使われています。
梨100g当り、約140mg含まれています。
さて、ではこれは多いのでしょうか。
果物で一番アスパラギン酸を多く含む「あんず(乾)」には100g当り3,600mg含まれています。
桁が違いますね。
また、前述の記事でおすすめしている果物であるアボガドには100g当り260mg、キウイは100g当り約100mg、りんごは100g当り58mg含んでいます。
まあ、キウイやりんごに比べると多いとは言えますね。
でもですね。
アスパラギン酸は、他の食べ物で一桁違うレベルで摂取できるのですよね。
例えば、含有量が多いものから(大多数の人が日常的に食べそうなものを)挙げると、卵は100g当り9,300mg、ヒレ肉100g当り3,700mg、鶏肉(ささみ)100g当り3,400mg含んでいます。
豆類全般にも多く(5,000mg前後)含まれています。
さて、次です。
カリウムは、血圧の抑制、身体からナトリウム(塩分)を出す働きがあります。
梨100g当り、140mg含まれています。
そして、アボガドは100g当り720mg、キウイは100g当り約300mg、りんごでも100g当り120mg含まれています・・・・・・。
はい。
梨は栄養云々よりも食べた時の瑞々しさ、爽やかな甘さがあれば、十分ではないでしょうか。
おいしければよいのですよ。
どちらかというと嗜好品に近いですね。
ですので前述の記事内で糖質制限中に果物を食べる場合のおすすめとはしていません。
なお、梨は果物の中で特別に水分が多い訳でもありません。
イチゴは約90%が水分ですし、バナナでも約75%が水分です。
梨の保存方法!常温で大丈夫?日持ちさせる方法は!
梨は暑い8月~9月が旬の果物です。
10月以降になれば涼しい日もありますが、常温保存は基本的に難しい果物です。
日の当たらない場所(出来れば冷暗所)において、もっても2日~3日ぐらいです。
食べる前には冷蔵庫で冷やしたほうがおいしくなります。
つまり、最初から素直に冷蔵庫に入れておくのが無難です。
冷やしたほうが果糖の甘味は増えますから、なおさら冷やすほうがよいですよ。
10℃ぐらいがベストです。
冷蔵庫ならそのままでも1週間ぐらいは日持ちします。
なお、切った後は、常温保存はNG。
冷蔵庫に入れても、出来るだけ早く速やかに食べきりましょう。
さて、ひと手間かけると2週間ぐらいは日持ちするようになる方法があるそうです。
一人暮らしの男性(私です)は、まずやらないとは思います(偏見)が、ご参考まで。
いつ、大量の梨をゲットするか分かりませんからね。
手順のポイントとしては、水分が抜けるのを防ぐ、乾燥を防ぐということです。
- 新聞紙かペーパータオルで包む(1個づつ)
- その上からラップで包む(1個づつ)
- さらにビニール袋に纏めて入れる
- そして冷蔵庫に保管(頭を下にするとなおよい)
もちろん数日間の予定でもこのようにした方がおいしく保管出来ます。
1から4全ては無理でもビニール袋に入れて、頭を下にしておくだけでも違うでしょうね。
頭を下にするのは、梨の呼吸を阻害して水分が消費されるのを防ぐためだそうです。
大きい梨は約400gありますから一人暮らしでは1度で食べきるには、ちょっと多い量ですね。
糖質量も気になります。
1日に半分ぐらいが適量です。
でも梨は切った後はなおさら日持ちしなくなります。
連続食べることになりそうです。
もしも切った後ですぐに食べられそうにない場合は、いっそ冷凍してしまいます。
ちゃんと皮と芯をむいた状態(そのまま食べられる状態)でラップでぴったり包み、冷凍用の保存袋に入れて、金属製バットに載せた状態で冷凍すると1ヶ月ぐらいは持つそうです。
ただし、元の食感には戻りません。
常温解凍で15分ぐらいでシャリシャリ。
30分ぐらいで放置するとトロトロ。
シャーベットやコンポートのような食感になるそうです。
まあ、それはそれでよさそうですね。
冷凍せずに食べるのが一番だとは思いますが、梨が大量にある場合は、違った食感も楽しみたいですからね。
果物を冷凍するという発想はなかったです。
冷凍もありですね。
冷凍用の保存袋(フリーザーバック)は以下から探せます。
金属製の調理用バットは以下から探せます。
あなたの参考になれば幸いです。
それでは、また。
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