いやいや。
私の子供の頃からありましたよ。
誠に遺憾ながら私の子供の頃というと40年近く前になる訳です。
少なくとも正月にうどんを食べるという風習は、2009年の正月から始まったものではないですよ。
私が認識しているだけでも40年近く前から
年越しの大晦日は、そば。
正月、元旦の朝には、祖父が打ったうどん。
というのが我が家の年末年始の決まりでした。
正月は、お雑煮やおせちも食べますが、うどんから始まりましたね。
当時は決して好きではなかったですが(素人の手打ち麺ですから)、今となっては懐かしいです。
メインブログのこの記事で何気なく「年明けうどん」と書いたのですが、そのような表現をするのかと後から気になって調べたところ、「年明けうどん」は「さぬきうどん振興協議会」の登録商標だということが分かりました。
しかも正月にうどんを食べるのは、2008年7月から「さぬきうどん振興協議会」が普及を始めた風習(商業的なイベント)だと紹介する記事が多いことに驚いてしまいました。
え?
正月にうどんを食べるのは、昔からの日本全国(は言い過ぎとしても、少なくとも関東甲信越地方)共通の行事じゃないの?
と慌てて調べたところ、どうやら特定の地域だけの風習のようです。
詳しくは以下のサイトに書かれていました。
長野県東部、群馬県南部、埼玉県北部、栃木県南部、茨城県西部では、正月にうどんを食べる風習が確認されたそうです。
確かに祖父はこの地域の出身ですね。
実家だけのローカルな作法ではないことが分かり、一安心です。
2009年の正月から始まったものは、あくまで「年明けうどん」というキーワードで商業的に開始されたものということですね。
当たり前だと思っていたものがそうではなかったというのは新鮮です。
この年になってもこういうことがあるとは。
まだまだたくさんありそうですが、気づける日は来るのでしょうか。